「青彩四方皿」
縦:約12.5cm 横:約13cm 立上:2cm
この時の登りは温度が高めで火当たりが強く
割れてしまう作品が少なからず在った。
創手の皆様にとっては悔しい思いだったと思いますが
逆に自分の様なファンには普段にはない
珍しい作品に多く出会う面白い窯に成りました。
特に荒い原土の作品は収縮に耐えられず
割れたりヒビが入ったりと
登窯の難しさと醍醐味の詰まった回だった。
大嶺先生のフリーハンドで切り取られた四方皿。
荒々しい形の四方に指の入り易い立上がり。
使い手を思う心憎い演出と素晴らしいデザイン。
鮮やかに施された青釉は深く美しく
火当たりの強い端には若干の赤みを帯びた釉変も。
大切に食器とした普段使いも良し。
立掛けて絵画の様に愉しむも良し。
陽当りで刻一刻と表現を変える青のグラデーション。
又と無い力強い作品となっております。
★縁に土の裂目が有りますが強度等問題ありません。
★他にはない見所であり個性と観て頂けますよう。
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